2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧
一年間、当ブログにお付き合いいただきありがとうございました。 私の好き勝手を、思いつくままに、自分の感覚だけを頼りに書いてきたように思います。「感覚だけをたよりに」と書きましたが、一応は私なりに下調べはしているつもりです。もとより目に入らな…
世の中がベートーベンの「第9交響曲合唱付き」ばかりが耳に響いてくると、おおむね世の中に背をむけたくなるのが私の性格。世の中の「大半の人がこうだ」というときというのは、世の中が危うくなりかけている時でもある、というのが私の尊敬する先達の言葉…
鈴木其一(1796-1858)の展覧会が今年サントリー美術館であり、とても感銘を受けた。以前から其一という存在は知っていたが、まとめて鑑賞したのは初めてであった。その展示の中に「藤花図」があり、コメントを記載した。 円山応挙(1733-95)には昨日触れたよう…
いよいよ明日は大晦日となった。 師走という一年の最後の月を指すことばであるが、実はこの意味ははっきりしないようだ。師が走る、と書くが「師」とは何かもはっきりしない。師が走ると解釈しても、御師、僧侶、学校の先生説もある。どれも違うようだ。 奈…
この2曲のチェロソナタはフォーレの晩年、72歳の1917年と76歳の1921年に作られている。共に私は初めて耳にした曲である。 また同時におさめられている「エレジー」は作品番号の24から推定すると、フォーレの35歳の1880年というから初期…
最初の展示室1で人の間からこの作品を覗き見て、あまり目立たない地味な絵に見えた。今年に入って鈴木其一の鮮やかな画面にすっかり目を奪われていた私には、不鮮明な作品に見えてしまった。劣化なのかなとも思ったりしながら、この大きな作品の前を幾度か…
本日はすんでいるところの近くのスーパーへ妻と。半月板損傷疑惑この方、妻と連れ立って外出している。私は、お屠蘇用の4合瓶の日本酒2本と、酔いにいいという干し柿と、八つ頭をリュックに背負い、杖を突いてお供。妻はその倍の重さの買い物袋を両手に持…
有名な電通の「鬼十則」なるものを読んでみて、何か気がつかないだろうか。 1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。 2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。 3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小…
医者からの指示は「安静にしてやむを得ず歩くときは杖を忘れずに」ということであった。昨日は散髪に行きたいと思っていたので、登山用のT型トレッキングポールを使って歩いてみた。このトレッキングポールは以前膝のお皿のうらの軟骨の炎症を直した時につ…
茨城県高萩市で震度6弱の地震が発生。深さ10キロ、マグニチュード6.3という。横浜でも震度3を記録した。 長い時間揺れていたのでもう少し遠くの地震かと推定したが、頻繁に地震の発生する場所が震源と思われた。しかし震源の深さの割に広範囲に揺れて…
円山応挙展は後期展示の時に行った。その時に目についた作品の内のひとつがこの「秋野暁望図」(1769、個人蔵)である。全体的にぼやけているのと、紙が茶色に変色しているように見えたのとで、忘れられていた作品のひとつかなと勝手に思っていた。 しかしその…
昨日病院に行ったついでに、足を引きづりながら横浜駅の有隣堂を覗いた。そこで購入したのが「俳句世がたり」(小沢信男、岩波新書)。みすず書房の月刊誌「みすず」に2010年から約7年の連載記事をまとめたもの。 俳句をマクラにしたエッセイ。なかなか軽…
115枚の年賀状の作成終了。明日中には投函できることになった。失敗が6枚、予備が2枚。失敗が予定より多かったので予備が予定の半分以下になってしまった。 明日の昼までには投函する予定。 ウォーキングはダメというが、まったく歩かないわけにはいか…
本日整形外科を受診して「半月板損傷の疑いが濃厚」といわれた。そして年内の診療がもう終了になるので「正月4日に検査も含めて治療したい。手術も含めて判断しなくてはいけないかもしれない。それまで安静にしてやむを得ず歩くときは杖を利用した方がいい…
横浜の雨と風は一息ついたようだ。風も10時40分過ぎに11.6mを記録したようだ。思ったよりも大きな数字にはなっていない。 昨夜届いたハガキに返事をしたため、投函がてら横浜駅まで出かけてみることにした。ゆっくり歩いて様子をみながら、整形外科…
横浜では強風・雷・波浪注意報が発令されている。そして神奈川県下には竜巻注意情報がでている。 雨は時間換算5mm未満であるが、強い風にあおられて南側ベランダ全体が濡れている。顔に当たると雨が痛い。風の強さは5時半過ぎに11.5mとなっている。…
例年冬になると始まる掻痒症。まだ50代だった6~7年ほど前に皮膚科で老人性皮膚掻痒症で老人性乾皮症ともいう、といわれてがっかりしたことがある。それ以来一年おきに尿素入りのかゆみ止めを買ってきて塗っている。2年使うと軟膏が少しべとつくように…
一昨日の昼間、ウォーキングの途中で道路のくぼみに足を取られた。その時は何ともなかったが、昨日左足の膝に若干違和感を感じた。さらに本日ラスコー展を見ている途中に、左ひざの外側が突然痛み出して、足を引きづらないと歩けなくなった。 30分歩と我慢…
夜になって年賀状の図案づくりから始めた。妻は「酉年」にちなんで鶏の図案化を求めている。若冲の鶏に人気があるらしい、というので若冲展の図録と鈴木其一展の図録を渡した。だが、なかなか決まらないので、私は開店休業状態。そして結局「いかにも若冲を…
混んでいるとどうしようか悩みながら上野駅に着いたが、公園口の改札口は閑散としていた。西洋美術館も東京都美術館も上野動物園も休館・休園日という事であった。科学博物館の入口でも人は並んでおらず、すいていた。子ども連れの多くはラスコー展よりも通…
先日、明日27日までの期間限定の無料招待券なるものを2枚いただいた。国立科学博物館で開催している特別展「世界遺産ラスコー展-クロマニヨン人が残した洞窟壁画」の招待券である。この展示の会期自体は来年2月19日までだが、この件は「期限付き招待…
軽くウォーキングをしている時、小さな公園で一休みした。落葉を踏みながらベンチまで。そしてベンチから青空を眺めているうちに寒さを感じて立ちあがって再度歩き始めた。 落葉を踏むと体が軽くなる。落葉を掃くと空気がビリッと締まる。落葉には重さがあり…
最後に床に掃除機をかけて部屋の大掃除終了。本棚の整理よりも机の引き出しの中の整理といらない文具の廃棄の方が時間がかかった。パソコン周りの文具入れなどの整理も時間がかかった。普段机の上が未整理の書類の山で作業スペースがなく、パソコンのディス…
昨日年賀状を購入した。チケットショップで1枚46円と6円安かった。他の店では1枚48円であったのでそこはパス。しかし購入後他の店の前をとおったら1枚45円。チョイとがっかりした。 しかし郵便局で包装したままの茶色の紙で梱包された200枚入り…
先ほど印刷会社から退職者会ニュース新年号の最終校正刷りが配信された。1点だけ訂正をお願いして、26日(月)に印刷に回してもらうことになった。どうやらこれで新年の正月10日の幹事会には間に合うことがはっきりした。ホッとしている。 しかしクリスマ…
ツィッターで2014年12月8日の日付と共に次の句が取り上げられていた。 ★レノン忌より小さき記事なり開戦忌 藤本章子 そして「増殖する俳句歳時記」に「今日十二月八日はかつての大戦の開戦日であり、ジョン・レノンの命日でもある。日本人にとって、…
とりあえず本日の部屋の片づけは一段落。明日午前中でどうやら終了できそうである。だいぶ草臥れた。 私の部屋以外の掃除はすっかり妻におまかせ状態である。妻もかなりくたびれたようなので、本日は買い物がてら、夕食は外食ということにした。 本棚の整理…
次の詩は微かに記憶にある。多分「生き埋めにされた海の執念」、「しつこい執念は見事だ」、「それはそのまま海の中にきえている」などの言葉に惹かれたはずだ。多数派と対峙しながら、私は労働運動の現場に自分の立ち位置を模索していた。多数派も私などの…
本日始めた部屋の片づけは、取りあえず机の上の書類の整理と廃棄、本棚の一部の整理で一段落。明日の午後には他の棚の整理をしなくてはいけない。明日中には大体終わらせたいものである。 本日は夕方買い物に付き合っで外に出たが、20℃近くの暖かさの上に…
部屋の片づけをしていたら、1981年以降、私が30代になりたての頃に読んだ高見順の「詩集 死の淵より」(講談社文庫)が出てきた。当時どんな読み方をして、何に感動したかはよく覚えていない。 この「死の淵より」は作者が1963年56歳のとき食道癌…