Fsの独り言・つぶやき

横浜市在住。一応理系卒。音楽・美術・文学・政治などをつぶやく。60歳定年退職。膝・腰痛で登山を65歳で断念。現在は街中ウォーキング。

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

明日から師走

明日から師走であるが、前にも記したとおりやっと12月になったが、という思いが今年に限っては圧倒的に強い。例年ならばもう来年の手帳を購入し1月の新年会やら会議やらの予定がどんどん記入となる次期であるが今年は、手帳も購入していない。来週あたり…

飯田龍太の句を少々

昨日の読了 NHK俳句入門「飯田龍太 俳句の楽しみ」 1986年発行だから随分昔のものだ。しかし2001年の第12刷だから人気の一冊だったのだろう。 第4章「自作の周辺」と題して作者の自選句36句があった。そこから気に入った句をいくつか書き留…

落ち葉掻き

本日の俳句 ★植え替えの土柔らかに菊日和 ★子は去りて次第につのる冬の雨 ★人も葉も雲もしなやか落ち葉掻き 三の酉 ★熊手持つ男らの背のたくましき ★四五人で担う熊手は誇らしく 本日は雲が薄く全天を覆い、天気予報どおりの気温上昇とはならなかった。それ…

酉の市

本日は三の酉、横浜橋商店街のそばにある金刀比羅大鷲神社周辺は、商売繁盛祈願の熊手を売る高張りの屋台、それに数倍する飲食の屋台も並び、歩けないほどの大賑わい。横浜橋商店街もまた賑わっている。 大鷲神社の参拝も長蛇の列で、参拝は遠慮させてもらい…

俳句の季重なりについて

大納言様からいつもうれしいコメントをいただいています。夏目漱石の俳句を取り上げた私の昨日のブログに、「蚊は夏の季語、当然蚊帳も夏の季語ですよね。でもこの句は秋。このへんはどんなふうに解釈されてきたのでしょう。Fsさんはどう読みました?」とコ…

蚊帳の釣手

昨日掲載した俳句から ・ふと揺れる蚊帳の釣手や今朝の秋(夏目漱石、1910(明治43)年) 私はひょっとしたら蚊帳を経験した最後の世代かもしれない。あの緑色の網目と例えようがない黴とも違う独特の匂い、そして鴨居にかけるふしぎな形の今の言葉で言う…

漱石俳句集(岩波文庫)から

心に残った俳句36句 ・氷る戸を得たりや応と開け放し ・かたまるや散るや蛍の川の上 ・一つすうと座敷を抜る蛍かな ・長けれど何の糸瓜とさがりけり ・夕日逐ふ乗合馬車の寒かな ・累々と徳孤ならずの蜜柑哉 ・人に死し鶴に生れて冴え返る ・ふるひ寄せて…

俳句誌投句

俳句誌2月号投句 ★眩暈してすすきの原の羅漢かな ★落ちてなお紅葉を返す滝の音 ★山の秋田一枚ほどの池塘にも ★それとなく俳句を思う石蕗咲いて ★板塀に頭がひとつ石蕗咲けり ★人形のこつりと動く暮の秋 ★珈琲の苦味は孤独冬来たる ★木枯らし吹く天空の青地…

節目

本日は生暖かい強い風に雨も激しい天気。今も風が大きな音をたてている。神奈川県の西部は大雨警報とのこと。ここ横浜も大雨注意報がでている。 昨日は私の所属する労働組合の支部の大会があり、私の支部長としての仕事も終わり、退任となった。組合役員とな…

仙台市復興計画案

11日(金)・12日(土)に仙台を訪れ、仙台市震災復興室の方から仙台市の3.11震災被害状況と復興計画(中間案)を聞き、仙台市周辺の被災地を視察する機会を得た。 11日は被害状況と復興計画案の講義を受けた。 東部海岸沿いの宮城野区と若林区が巨大津…

仙台市復興計画案

11日(金)・12日(土)に仙台を訪れ、仙台市震災復興室の方から仙台市の3.11震災被害状況と復興計画(中間案)を聞き、仙台市周辺の被災地を視察する機会を得た。 11日は被害状況と復興計画案の講義を受けた。 東部海岸沿いの宮城野区と若林区が巨大津…

三渓園の菊花展

本日は妻との約束に従って、横浜三渓園の菊花展を見に行った。三渓園の中は、ツワブキ・サザンカも咲き、もう水仙が花芽をつけていた。十月桜という珍しい品種の桜が花をつけている姿もあった。紅葉にはまだ早かったが、木の名はわからなかったが、一枝に見…

旅寝

本日の俳句 ★人形のこつりと動く暮の秋 ★木枯らし吹く天空の青地の影へ ★孤独なる星は雲間に枯れすすき ★芭蕉忌や陸奥に一夜の旅寝する 出張で仙台に一泊した。芭蕉の奥の細道とは違って新幹線で2時間かからないで、出張族が多数いる都市となった。人通りの…

菊の花

一昔前までは菊の花にはまったく興味がなかった。花を見ても何の感慨もわかなかった。菊=天皇家の紋との構図からそもそも身近なものにしたくない意識が働いていたと思う。このことが単純に「花」として菊を好むことから自らを遠ざけていたということになる…

小望月の夜

本日は仕事の帰り道、駅まで前方の空を見ながら歩いた。平年並みの気温になったとかで、頬にあたる風が冷たく感じる。空一面を雲が覆っていたが、満月の前の月の影が雲を通してほのかに見えた。月を眺めながら歩くこともなくなって久しい。月に照らされて歩…

気力

昨日・本日とダウンして丸々寝て過ごした。若い頃なら一日寝ていること自体がつらかったが、今の私は際限なく横になっていられる。やはり一種の病気なのだろう。本日の夕刻、閉院ぎりぎりにいつもの循環器科の医院に行き、二週間分の薬をもらってきた。 ただ…

石蕗の花

本日の俳句 ★それとなく俳句を思う石蕗咲いて ★公園にこどもとなりて石蕗の花 ★草叢よりひとつのあたま石蕗咲けり ★抱く子の目に石蕗の花ひかる 本日の読了 「漱石俳句を愉しむ」(半藤一利、PHP新書)

「長谷川等伯と狩野派」展

本日は、出光美術館に「長谷川等伯と狩野派」展に赴いた。昨年の2月に上野の国立博物館で「長谷川等伯」展を見て以来の期待をもって。企画そのものは狩野派との対比を主としており、期待はもてた。 しかし一方で限られた展示スペースと絵画の物理的大きさを…

りんごの木箱

奥入瀬渓谷・八甲田と巡って青森駅に到着してから、駅前を歩いていたら、駅の正面に青森の特産品を売っている店があり、店頭に木箱を並べてりんごを売っていた。 さすがにりんごの産地だけあって、実にいろいろな品種があり、小ぶりの紅玉などもう横浜では店…