2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧
本日の俳句 ★微かなる風を呼びつつ野蒜摘む ★足跡の土のへこみや野蒜摘む ★野蒜摘む跡には丸く日の光り 仕事の途中で停車した車中から、親子が土手で野蒜を摘んでいるのを見つけた。都会では珍しい光景に春を感じた。
本日の俳句 ★ゆきやなぎ風の調べとリテヌート ★うららかな歩みや遠き土手の風 ★のどかさやあくびも更に間延びして 本日は暖かく車の中にいれば、昼間は汗ばむほどの暖かさ。仕事場の傍の川沿いの道を昼休み散歩してみた。のどやかな川風に身をさらし気分は爽…
「行人」(夏目漱石、岩波文庫) 「海の古代史(東アジア地中海考)」(千田稔編著、角川選書) ・東アジア世界が初めてわかり合える共通の文化を持ち始めたのは、鉄器の使用以後といってもいいのではないだろうか。中国の文献に朝鮮半島や日本のことが登場するよ…
本日の俳句 ★耳伝う音柔らかに春疾風 ★大空は夕陽の金線落椿 ★電線に孤独の一羽春北風 日中は春の嵐で風が強かったが陽射しがあり、暖かであったが、夕刻からは北風となり寒さがつのった。電線が雲ひとつない夕空に光り鮮やかな線を見せていた。電線にとまっ…
本日の俳句 ★春寒に一日寝ている羅漢かな ★尖塔の寒き彼岸や鐘響く ★春の雨赤き尾灯の過ぎりゆく 本日は夜からの雨、寒さに教会の尖塔が震えていた。細やかなしかし確かな雨を照らしながら車の尾灯が雨を暖めているようだった。。
私のパソコンには、広辞苑第4版をはじめ、英和・和英、漢和辞典、古語辞典、そして白川静の「字通」などをインストールしている。そしてパソコン台には、国語辞典、漢和辞典、古語辞典のほか、白川静の字統、字訓、歳時記が常備してある。すぐ傍の本棚には…
俳句同人誌投句10句 砂時計春の陽射しを刻みゆく 春寒の蟇の一歩にある重さ 地が揺れて背筋震える余寒かな 春暮れて厨の妻の足の音 夕霞樹を漲らす谷戸の風 雨に咲く辛夷のひと揺れ白きこと 砂場には人も動かぬ春の雨 声とおる若さはかもめ風光る 尖塔へ鳶…
本日の俳句 ★春の雨土くれ黒く力満つ ★砂場には人も動かぬ春の雨 ★雨に咲く辛夷のひと揺れ白きこと 三連休、俳句の本をいくつか読もうとしたまま、結局は計画倒れで終わった。そうかといてって私なりの俳句ができたわけでもない。実に何もしない三連休だった…
本日の俳句 ★黄水仙子を呼ぶ声に揺れほのか ★夕霞樹を漲らす谷戸の風 ★春の暮れ厨の妻の足の音 ウォーキングの途中、黄水仙をいくつか見た。昼間の暖かな陽射しの中、微かな風に揺れている様は眼をひいた。暖かな春の風は水分を多く含むようで、樹木の生気を…
本日の俳句 ★海港の波豊満に春の昼 ★声とおる若さはかもめ風光る ★尖塔へとんびの降下風光る 港の岸壁で海を眺めた。横浜の中心街には眼を凝らせば地震の爪痕がある。その中をとおり港の近くまで足を運んだ。春の風が多少強かったが、海が膨張するように波に…
菅直人総理大臣のアピールが本日もあった。地震発生以来幾度目かのアピールだが、私がどうしても気になる言葉がある。「日本人」という言葉だ。日本国の総理大臣である以上、「日本国民」があえて言えばそれに近い言葉ということだろうか。これでは自民党の…
本日の俳句 ★雨の夜の我が首筋や冴えかえる ★月は天影の黒さに冴え返る ★影は濃く黒糸縅冴え返る 本日帰宅途中は雪混じりの雨。肩をすぼめて歩きながら考え付いた句。「冴えかへるもののひとつに夜の鼻」(加藤楸邨)の俳句があるのは知っているが‥。 今の時点…
本日の俳句 地震 ★人逝けり白梅倒る地震(ない)の日に ★老梅の人のごとくに飲み込まれ ★地震(ない)ありて春日のニュース終りなし ★大津波遅日といえど時一瞬 ★三月や灯火消えたる街をゆく ★地が揺れて背筋震える余寒かな 俳句という短い詩形に時事を読み込む…
ある人にブログには震災についてのコメントは掲載しないのか、と言われた。前回「帰宅難民」と題して掲載したが、「震災に対処している現在の政治システム・社会システムに対する批判が必要だ」というのだ。 だが私は、日が経過するに従い、ますます自分の口…
昨日の東北から関東地方の大地震と長野県北部の地震、特に東北地方は知り合いも多数おり、安否が気遣われる。横浜でも停電・電車の運転見合わせで、大人数の帰宅難民が発生した。 妻は東京から6時間歩いて帰宅、私も4時間歩いて帰宅した。二人とも幸いとい…
本日の俳句 ★春寒し港の夜景の近からん ★廃船の軋み合う音春寒し ★春寒の蟇の一歩にある重さ 啓蟄を過ぎたが、寒さが続く。団地に池があり、大きな蟇蛙が少なくなったとはいえ時々姿を見せる。3月の声を聞くと同時に二度ほど帰宅途中の道の真ん中をのそのそ…
「萬葉集に歴史を読む」(森浩一、ちくま学芸文庫) 万葉集の歌を味わうのは久しぶりだ。著者の森浩一氏は、もっと久しぶりに読む。 森浩一氏ももう80歳を超えている。それでこの著作を出版である。 森浩一氏が地域史のフィールドワークをかなりこなしている…
本日の俳句 ★砂時計春の陽射しを刻みゆく ★春の時ゆたりゆたりと河波へ ★雛飾り時のとどまる窓の裡 「時」と題しての3句。 この時期、窓越しの陽射しはうれしい。何の変哲もない砂時計でも、砂が落ちる様は見ていて飽きない不思議な魅力がある。砂鉄にきら…
本日は日本フィルの定期演奏会。大友直人指揮でヴォーン・ウィリアムズの交響曲第2番交響曲>、エルガーのチェロ協奏曲と行進曲というプログラム。チェロのソリストは菊池知也。ロンドン交響曲は初めて聴く曲。チェロ協奏曲も聴いたことはあると思うが記憶に…
「二十歳の桜」(岡野弘彦、岩波「図書」3月号)より 「二度目の東京大空襲に遭遇して‥土手の上の花ざかりの桜並木が吹きすさぶ熱風に耐えかねて、次々に炎となって燃えあがってゆくのを見ていた。‥立ち木のまま焼けほろびていった桜の花の幽気のようないまわ…