Fsの独り言・つぶやき

横浜市在住。一応理系卒。音楽・美術・文学・政治などをつぶやく。60歳定年退職。膝・腰痛で登山を65歳で断念。現在は街中ウォーキング。

「秋風秋雨人を愁殺す」

 本日は新聞づくりですっかり草臥れてしまった。いつもの内科から帰った後、購入したワンカップを飲みながら半分眠ってしまった。食事ができて起こされてすぐに夕食。眠気の方が強かった。食事後もこれといってなにごとをするでもなく、何となく時間を過ごしている。
 外は冷たい雨が降り続いている。朝から強風注意報が発令されたままである。今夜は布団をかぶって寝てしまうのが一番いいようだ。

★町ふかく吹く秋風を聴きねむる     石田波郷
★秋風や殺すにたらぬ人ひとり      西島麦南

 秋風の句を探しているときに、西島麦南の句に出会ったが、これから「秋風秋雨人を愁殺す」という言葉を思い出した。魯迅も言及している清末の女性革命家秋瑾。清軍にとらえられ、処刑されるときに「秋風秋雨人を愁殺す」という辞世の句を残した、とされる。魯迅の小説「范愛農」やエッセイ「『フェアプレー』は早すぎる」でも言及されている。武田泰淳にも「秋風秋雨人を愁殺す・秋瑾女士伝」(1968年)という作品がある。武田泰淳の作品は今手元にない。残念ながら古書店に間違えて売り払ってしまった。ちくま学芸文庫だったと思う。懐かしい作品である。再読したいと思った。

 さて、ここに掲げた西島麦南の「秋風や‥」はこの「秋風秋雨人を愁殺す」を踏まえているのだろか。不明である。