Fsの独り言・つぶやき

横浜市在住。一応理系卒。音楽・美術・文学・政治などをつぶやく。60歳定年退職。膝・腰痛で登山を65歳で断念。現在は街中ウォーキング。

梅雨の月

 今夜の雨の確立は60%で、夕方に少しだけばらついた。今は降っていない。一昨日が上弦の半月、月齢9の月が雲の向こうに透けて見えている。なかなかいい月である。星はまったく見えない。

★梅雨の月金(きん)のべて海はなやぎぬ    原 裕

 作者の詳しい経歴・句の履歴はわからないので、どういう時代に詠まれた句なのかはまったくわからない。しかしそういうことはさておいて、絵画的に美しい句である。梅雨の晴間に見た海に月が照り、月あかりが海に金色の光の帯が移っているのであろう。「金のべて」がちょっと理解しずらい言葉遣いであるが、「のべて」(多分「展べる」という漢字が相応しいと思う) がポイントであるのかもしれない。そして「はなやぎぬ」が 「一瞬の美しさ」を感じさせる。梅雨の晴間のほんの一瞬の美しさに惹かれる。
 広い浜辺から見た月でもいいが、都会に住む私は港に映る月の光がまず目に浮かんだ。人工物の中で、雲の間から見える月と波だけが自然の景物というのがいい。